■原宿が<<若者文化>>の情報発信基地の基盤を確立したのは、60年代。
『原宿トレンド』のスタートは、高級車に乗ったちょっとリッチでおしゃれな若者達『原宿族』に端を発する。
彼らは50年代の置き土産であるアメリカ文化を背景に、原宿に出現した。 そして、原宿が<<若者文化の街>>として全国的に知れ渡ったのは、日本でファッション雑誌が誕生した70年代初頭。 その代表格である『アンアン』の特集「東京の街で外国を発見した原宿物語」で全国的にセンセーショナルなデビューを飾った。 その後の約10年間、原宿は、ファッション雑誌『アンアン』『ノンノ』などの誌面を賑わし、
名実ともに<<トレンド・オピニオン・リーダー>>としての基盤を確固たるものにする。70年代に[過渡期]をむかえた『原宿トレンド』は、 ファッション雑誌を通して全国に普及したといえる。 80年代に入り、『原宿トレンド』は[成熟期]を迎える。原宿生まれの<<原宿ブランド>>は絶頂期をむかえ、『竹の子族』の誕生、 竹下通りを中心とした<<ローティーン文化の開花>>など夢のようなサクセス・ストーリーが次々に展開されていった。 そして、90年代。原宿を歩く若者の『原宿トレンド』は、雑誌やマスメディアからの模倣を卒業して、ひとり歩きをはじめたといえるかもしれない。
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